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2010-06-23 IPサイマルラジオ放送 radiko.jp

iPhoneアプリ「ラジ朗」で radiko.jp を地域外で聴く方法

IPアドレスベースで聴取地域制限を行っているradikoですが、iPhoneの3G回線ではすべて東京と判定されるというのは前述した通りです。

このため、iPhoneの3G回線でradikoを聴取するにはちょっとした壁があります。radiko公式アプリではGPSによる地域判定が必要だったり、ラジ朗ではWi-Fi回線での聴取のみに制限されていたりという制限があります。

今回はJailbreak済みのiPhone向けに、ラジ朗を使って地域外でradikoを聴取する方法を紹介します。

iPhoneのルーティングテーブルを弄るという方法で地域外での聴取を実現しますが、聴取にはWi-Fi接続を必要とします。root権限のTerminalを起動し、以下のコマンドを打ちます。

route add -net 210.172.41.80/28 -interface pdp_ip0
route add -net 219.103.32.110 -interface pdp_ip0

上記のようなルーティングテーブルを追加することで、Wi-Fi回線が繋がっていてもradikoのサーバへの通信は常に3G回線を経由するようになります。

ラジ朗はWi-Fiが有効でない状態ではGPSによる地域判定を要求し、Wi-Fiが有効な状態ではWi-Fi回線のIPアドレスにより地域判定が行われます。しかし通信を3G回線で行っているかWi-Fiで行っているか、という判定はインターフェイスがUPかどうかしか見ておらず実際にどちらの回線で通信しているかは関係ありません。通常Wi-Fi回線が有効な場合は(MMSなどを除く)すべての通信がWi-Fiを経由するのですが、radikoサーバへの通信は3G回線を経由するというルーティングテーブルを追加することでラジ朗にはWi-Fi回線で通信していると判定され、実際には3G回線(常に東京判定)なのでradikoを聴取することができるというからくりです。

Jailbreak状態で地域外でradikoを聴くには3G UnrestricterやFakeLocationを使用するという方法がありますが、どちらも有料のアプリケーションです。ルーティングテーブルを追加するという方法では条件が限られますがOS標準の機能のみで実現できます。

今回の方法でradikoを聴取するための条件:

  • Wi-Fi回線が使用できる
  • 3G回線が使用できる(圏外だがWi-Fiのみつながるという場所ではNG)
  • Jailbreak済み

つまり、radikoの聴取地域外でWi-Fiのない屋外を移動しながらという場合にはこの方法は使用できません。聴取地域外で自宅やマクドナルドのWi-Fi回線を使って移動せずに聴くという限られた条件でのみ有効です。前者の場合には3G UnrestricterやFakeLocationが有効です。

また、このルーティングテーブルを追加したままでは現在地に関係なくradikoサーバへの通信を常に3G回線経由で行うので、東京に出張してWi-Fiでradikoを聞くという場合には以下のコマンドでルーティングテーブルを削除しないとバッテリーの消費が激しくなるので注意が必要です。

route delete -net 210.172.41.80/28
route delete -net 219.103.32.110
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Σ 深淵 [root権限でterminalを起動させるにはどうすればよいですか? 何卒ご教授よろしくお願いします。]


2012-06-23 りんご

タッチパネル誤動作で iPhone 4 を交換してもらったら Apple Store がペーパーレス化していた

1ヶ月ほど前から iPhone 4 の調子が悪く、上から2段目のいちばん右のアイコンのあたりが常にタッチされているという症状が出ていたので Apple Store に行って交換してもらいました。

iPhone 4 の購入日は2010年12月ですが、ACPに加入していたためか手続きは凄くスムーズ。

  • タッチパネルの一部が常にタッチされている様な動作をする
  • Apple Care Protection Plan に加入している
  • バックアップはした、復元も自分でできる

以上をやりとりの中で伝えるとあっさり整備済み製品との交換になりました。わかってる人向けにちゃんとショートカットできるのは素晴らしい。

交換してもらった製品の動作を確認すると受領のサインをするんですが、これがペーパーレスになっていて、 店員の持っている iPhone/iPod touch 風の POS 端末(名前がわからない)のタッチパネルに指でサインするようになってました。

ペーパーレスはいいんだけどタッチパネルに指でサインするのは難しかった…。

レシートもペーパーレス化されているようで、交換してもらって店を出た10分後くらいには以下の様なレシートが Apple ID に登録しているメールアドレス宛に送られてきました。

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ちなみにこれが3台目の iPhone 4 です。前回はホームボタンが反応しなくなって交換してもらい、そして今回が2度目の交換。購入して1年半で2回故障して3台目を使っているっていうのは普通に考えると、製品の信頼性としてどうなんだ…というのはあるけど、あっさり整備済み製品と交換になるしサポートも優秀で何も不満を感じていません。これはすでに Apple の術中にハマっているのか。