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2013-10-16 Slackware が TightVNC をやめて TigerVNC を採用
■ Slackware が TightVNC をやめて TigerVNC を採用
なんかこんなん見つけました。タイムゾーンはわかりませんが、10月14日の夜の投稿です。
曰く、Slackware 14.1 RC1 で TightVNC が公式のパッケージから外され、TigerVNC が代わりに採用されたようです。
上でとりあげたフォーラムの書き込みによると、TightVNC は遥か昔の RealVNC v3 のコードをベースにしていて、本質的に死んでいること、TigerVNC はより新しい RealVNC v4の のコードをベースにしていて遥かに機能が強化されているにも関わらず、TightVNC と(今回 Slackware で採用された TigerVNC 1.1 に)完全な互換性があることが置き換えの理由のようです。
TigerVNC は現在 1.3 が最新ですが、1.2 以降では vncviwer に fltk という GUI ツールキットが使われていて、現時点で Slackware に採用するのは難しいためひとまず 1.1 を採用することになりました。しかし、Slackware の TightVNC の代替として TigerVNC を採用することが承認されたため、今後の開発サイクル中でより新しい TigerVNC のバージョンへアップグレードが行われる予定です。
これまでにも何度か記事にした通り、RealVNC から TigerVNC へ乗り換えるべき理由とメリットがいくつかあり、Fedora などの先進的な Linux ディストリビューションでは既に TigerVNC への移行が完了しています。2013年に20周年を迎えた最古参の Linux ディストリビューションである Slackware でも TigerVNC が採用されたことで、TigerVNC への移行が進むのではないでしょうか。