筆者について
FreeBSDを通じてOSSにささかな貢献を。
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2017-12-31
■ 2017年に携わったOSSを振り返る
2017年もあと僅かとなりました。ここで、2017年に携わったOSSを振り返ってみます。
xrdp
自身の関わるOSSとし最大のcontributionのあるxrdpですが、2016年6月に開発者の仲間入りを果たしリリース体制の一新を訴えてきました。Pavel RoskinやDebianの手助けもあり、xrdpは2016年12月リリースのv0.9.1以降は 年に4回のTime-basedリリースを行う体制に変わりました。Time-baedリリースサイクルなので、時間が来たら重大なバグがない限り単純にリリースするだけという単純なものですが、概ね予定通りにリリースすることができました。
2017年のコミットを振り返ってみると、コミット数では私が109コミットで1位、続いてPavelが44コミットで2位、プロジェクトリーダーのJayが36コミットと続きます。コミット数だけでは語れないのですが、多くのバグ修正やリファクタリングで貢献してきたと思います。
10月には openSUSE.Asia Summit 2017 への登壇も果たしました。
xorgxrdp
xrdpのサブコンポーネントであるxorgxrdpですが、こちらは安定しているためそれほどコミット数は多くなく、1年間で14コミットでした。
FreeRDP
FreeRDPはオープンソースのRDPクライアント・サーバの実装として、xrdpと関係の深いプロジェクトです。
こちらには日常的に関わっているというわけではないのですが、今年は1つバグを報告して修正してもらいました。
tDiary
このブログにも使っているtDiaryですが、バージョン5系にアップデートしたところいくつかのプラグインでエラーが出るようになったため、直してPull Requestを送りました。
ところが、直し方がまずかったようで、作者のただただしさんに直してもらいました。
このバグの修正は最新リリースの v5.0.7 に含まれています。
まとめ
xrdpを中心に、その他のソフトウェアにも細々と貢献した1年でした。来年もよろしくお願いします。