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2008-04-16 vmware-package
■ Debian lenny で VMware の deb パッケージを作る
前の日記の派生です。
vmware-packages を使って VMware を deb パッケージ化しようとすると、ビルドに失敗のエラーになる。
# make-vmpkg -k VMware-workstation-6.0.3-80004.i386.tar.gz -- 8< ( snip ) ---- make: *** [kdist_build] エラー 2 BUILD FAILED! See /tmp/vmware-workstation/var_cache_modass/vmware-kernel-source.buildlog.2.6.24-1-686.1208229700 for details. ビルドに失敗しました。続けるには Return を押してください... ===> error, exiting with return value 7
ビルド失敗の原因は前回の日記で明らかになっているので、該当箇所のソースを書き換えてパッケージ化に再チャレンジ。
オフィシャルの tarball の中の vmmon.tar の中に vcpuset.h があるので展開して書き換えて元に戻せばよい。具体的な手順は以下。
一度オフィシャルの tarball を展開する。
$ tar zxf VMware-workstation-6.0.3-80004.i386.tar.gz $ cd vmware-distrib/lib/modules/source
tarball の中の vmmon.tar を展開する。
$ tar xf vmmon.tar $ cd vmmon-only/include
ここに問題の vcpuset.h があるので 74行目あたりの、
#include "asm/bitops.h"
という行を
#include "linux/bitops.h"
と書き換える。
vcpuset.h を書き換えたら vmmon.tar を固め直す。
$ cd ../.. $ rm vmmon.tar $ tar cf vmmon.tar vmmon-only/ $ rm -rf vmmon-only/
元の .tar.gz に固め直す。
$ cd ../../../.. $ rm -f VMware-workstation-6.0.3-80004.i386.tar.gz $ tar zcf VMware-workstation-6.0.3-80004.i386.tar.gz vmware-distrib/
最後に deb パッケージ化に再チャレンジするが、中身を書き換えたことで MD5SUM が変わってしまったので -s オプションをつけて実行する。
# make-vmpkg -k -s VMware-workstation-6.0.3-80004.i386.tar.gz
なんの問題もなく完了したので、出来上がったパッケージをインストールしておしまい。
vmware-workstation/ |-- vmware-bin_6.0.3.80004.0.22.0_i386.deb |-- vmware-blobs_6.0.3.80004.0.22.0_all.deb |-- vmware-common_6.0.3.80004.0.22.0_all.deb |-- vmware-eclipse_6.0.3.80004.0.22.0_all.deb |-- vmware-kernel-modules-2.6.24-1-686_6.0.3.80004.0.22.0+2.6.24-5_i386.deb |-- vmware-kernel-source_6.0.3.80004.0.22.0_all.deb |-- vmware-lib_6.0.3.80004.0.22.0_i386.deb |-- vmware-player_6.0.3.80004.0.22.0_i386.deb |-- vmware-vix_6.0.3.80004.0.22.0_i386.deb |-- vmware-workstation_6.0.3.80004.0.22.0_i386.changes `-- vmware-workstation_6.0.3.80004.0.22.0_i386.deb
インストール。
# dpkg -i *.deb