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2013-07-11 TigerVNC 1.3.0 リリース
■ TigerVNC 1.3.0 リリース
去る2013年7月8日、TigerVNC 1.3.0 がリリースされました。1.2.0 のリリースから1年4ヶ月ぶりとなるリリースです。
tigervnc-announce@ メーリングリストに流れたアナウンスによると、多数の修正と新機能が加えられていて、以下が主なものようです。
- 完全なマルチヘッドのサポート
- Xvnc におけるキーボードサポートの改善
- Java・ネイティブ両方のビューアで Listen モードが復活
- SSH トンネリングが Unix とJava ビューアで復活
- フルスクリーンモードで edge/bump scrolling (カーソルを画面端に持っていってスクロール) 機能が追加
- ビューアが設定を保存可能になった
- Java ビューアでフルスクリーンサポートの改善
- ビューアのサイズを変更すると動的にサーバ側の画面セッションサイズも動的に追従するようになった
- Java ビューアの性能向上
特に嬉しいのは7番目の、画面セッションのサイズがクライアントの大きさに追従するようになった点ではないでしょうか。 これまでも Xvnc サーバは xrandr による動的な画面サイズの変更に対応していましたが、xrandr コマンドや GUI フロントエンドなどを使用して手動で画面サイズを変更する必要がありました。
今回 dynamic resizing 機能が追加されたことにより、クライアント・サーバ共に TigerVNC 1.3.0 以降であれば vncviewer のウィンドウサイズを変更するだけでサーバ側の画面サイズも追従するので、仮想マシンのゲスト OS 感覚でリモートの画面を操作できて便利です。
FreeBSD版の net/tigervnc は7月中にアップデートを提供する予定です。すんなり移植出来ればもっと早く提供できるかもしれません。もうしばらくお待ちください。