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2014-09-18 xrdpでオーディオリダイレクト可能なデスクトップ環境を構築する
■ xrdp でオーディオリダイレクト可能なデスクトップ環境を構築する (Xbuntu 14.04.1)
Ubuntu 16.10 にあわせた改訂版の記事を書きました。こちらも参照してください。
環境
- Linux ディストリビューション
- Xubuntu 14.04.1
- xrdp
- xrdp 0.9.0 beta (devel branch 316445c)
xrdp は開発版ブランチのコミット 316445c を使用しました。
今回は Xubuntu を使用しましたが、Ubuntu でもほぼ同じ手順でいけると思います。バージョンは 14.04.1 ですが、現時点での最新版の 14.10 でも基本的には同じです。
xrdp のインストール
まずは xrdp & x11rdp を X11RDP-o-Matic を使ってインストールします。
$ cd $ git clone https://github.com/scarygliders/X11RDP-o-Matic.git $ cd X11RDP-o-Matic $ sudo ./X11RDP-o-Matic.sh --justdoit --withsound --withjpeg --branch devel
PulseAudio モジュールのビルド&インストール
xrdp のソースの中に含まれる pulse-notes.ubuntu.txt をベースにモジュールをインストールします。
dpkg-dev パッケージがインストールされていない場合は、あらかじめインストールしておきます。
$ sudo apt-get install dpkg-dev
PulseAudio のソースをダウンロードします。
$ cd /tmp $ apt-get source pulseaudio
PulseAudio に依存するパッケージをインストールします。
$ sudo apt-get build-dep pulseaudio
PulseAudio をビルドします。
$ cd pulseaudio-4.0 $ dpkg-buildpackage -rfakeroot -uc -b
xrdp の PulseAudio モジュールをビルドします。これには xrdp のソースコードが必要ですが、このページの手順にしたがって xrdp をインストールした場合は ~/X11RDP-o-Matic/xrdp 以下にソースコードが存在するので、これを使います。
pulse モジュールのディレクトリに入ります。
$ cd ~/X11RDP-o-Matic/xrdp/sesman/chansrv/pulse
Makefile の PULSE_DIR の部分を、先ほどの pulseaudio-4.0 の場所を指すように書き換えます。差分はこのようになります。
diff --git a/sesman/chansrv/pulse/Makefile b/sesman/chansrv/pulse/Makefile index da1a89a..59809f9 100644 --- a/sesman/chansrv/pulse/Makefile +++ b/sesman/chansrv/pulse/Makefile @@ -2,7 +2,7 @@ # build xrdp pulseaudio modules # -PULSE_DIR = /home/lk/pulseaudio-1.1 +PULSE_DIR = /tmp/pulseaudio-4.0 CFLAGS = -Wall -O2 -I$(PULSE_DIR) -I$(PULSE_DIR)/src -DHAVE_CONFIG_H -fPIC all: module-xrdp-sink.so module-xrdp-source.so
Makefile を書き換えたら make します。
$ make
make が終わると module-xrdp-sink.so, module-xrdp-source.so という2つのファイルができているので、これを /usr/lib/pulse-4.0/modules 以下にコピーします。
$ sudo cp module-xrdp-sink.so module-xrdp-source.so /usr/lib/pulse-4.0/modules/
これで終わりです。pulse-notes.ubuntu.txt に書かれている情報は少し古いので、316445c では /etc/pulse/default.pa の編集は不要です。
リモートデスクトップ接続して音を出してみる
ここまで来たら、あとは xrdp にリモートデスクトップで接続するだけです。
xrdp のデーモンを立ち上げておきます。
$ sudo service xrdp start
Windows のリモートデスクトップクライアントで接続し radiko などにアクセスして音を出してみると、リモートデスクトップ経由で音声が転送されて、クライアント側で音声が鳴っているのを確認できると思います。
2020-09-18 NTT西日本の光ポータブルLTEを解約した
■ NTT西日本の光ポータブルLTEを解約した
2020年6月8日、NTT西日本が光ポータブル各種のサービス終了を発表しました。
光ポータブルというのは、NTT西日本がモバイルWi-Fiルーターをレンタルするサービスで、東日本でも同様のサービスを提供していましたが、一足先に終了しています。
光ポータブルLTEで提供されていた機種はPWR-N1000という、NECのMR02LNのOEM機種(NTT西日本向け特別仕様)で、2013年6月発売の2020年となってはかなり古い機種です。
既にメーカーでの生産は終了しており、NTT向けの保守部品としての提供も困難になったためサービス終了となったようです。2014年から契約していて、MR05LN相当の機種にリニューアルされるのではないかと期待してずっと契約していたのですが、リニューアルされることなくサービス終了となってしまいました。
さて、注目すべきは「ご利用機器の無償譲渡について」の部分です。サービス終了時点まで契約していた顧客には機器を無償譲渡するとあります。
現在ご利用いただいている「光ポータブル」機器については、サービス終了後にお客さまへ無償で譲渡いたします。譲渡した機器を用いて、これまでどおりご家庭等で無線LANルーターとしてご利用いただけます。
無償譲渡を行う条件については以下のとおりとなります。
- 2020年9月30日時点まで「光ポータブル」(3G)をご利用中のお客さま
- 2022年9月30日時点まで「光ポータブル LTE」をご利用中のお客さま
光ポータブルLTEの場合は2020年9月30日までサービスが提供されるので、あと2年は契約していることができるのですが、これまでの経験上、サービス終了に伴う機器の無償譲渡が発表された場合、サービス終了前に解約してもNTTは機器は回収しないことが多いです。回収するにも送料がかかりNTTが負担するので、いずれは無償譲渡する予定のも回収コストをかけたくない気持ちはわかります。
機器が回収されるかどうかは契約期間にもよるかもしれませんが、私の場合は2014年から契約していて、300円/月(税別)×12ヶ月×6年= 21600円 普通に機器を購入できるくらいの金額を払ってきたので回収されないと見込みました。
7月21日に電話で解約の申し込みをすると、後日契約住所宛に返却袋を送付するという旨を伝えられたのですが、2か月弱経った9月18日現在返却袋は送られてきていません。思惑通りです。
もちろん、解約したことにより故障時の修理・交換を受けることはできなくなりますが、サービス終了より2年早く解約したことで 330円/月(税別)×24ヶ月=7920円 が浮いた計算になります。
光ポータブルLTEの機器自体は、旧機種ですがまだまだホテルに宿泊したときのWi-Fi APとして使用するつもりです。
Σ 加藤恒彦 [「電話で解約の申し込みをすると」とありますが、電話番号を教えて下さい。]
Σ Mike Platsidakis [I successfully used this document to get sound to work rem..]
Σ meta [MP3 compression has been implemented. Try latest devel br..]
Σ Dany70 [Всем привет! В поиске нашёл сайт одной фирмы которая обсл..]